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残ったもの、外れたもの(キリスト教関連遺産に思うこと)
残ったもの、外れたもの(キリスト教関連遺産に思うこと)

世界遺産登録を審議するユネスコの会議が中東のバーレーンで始まりました。
早ければ29日、遅くても30日には日本にまた新しい世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が誕生するようです。

全国的にはどれほど注目されているのかわかりませんがこの話題は長崎ではテレビや新聞などでよく取り上げられています。
また多くの本屋さんで長崎などの教会群や潜伏キリシタンに関するコーナーが設けてあります。
今日(6月26日)も読売新聞の地方版では構成資産のある地域では秋まで予約でいっぱいという宿泊施設も出ていると都の話題が掲載されていました。

長崎に軍艦島をはじめやはり多くの構成資産があった2015年の『明治日本の産業革命遺産』のときより盛り上がっているように個人的には思っています。
構成資産の多くが長崎県があることが大きな要因かもしれませんが今回の構成遺産はより深く地域の人々の生活・生き方に歴史的にも結びついていたり、構成資産がある多くの地区が五島など過疎化、地域経済の低迷などいろいろな問題に直面しており、今回の世界遺産登録が起爆剤になることを期待していることが大きいのではないかと思います。


6月6日のWebポータル国内ニュースにNEWSポストセブンに広野真嗣さんの〔「長崎と天草・世界遺産登録への心残り」前知事が明かす〕の記事が載っていました。
広野真嗣さんは私は知らない方でしたが『消された信仰「最後のかくれキリシタン」』という本の原作者になります。
この記事は平戸市生月島出身で現参議院議員の金子源二郎さんへの取材を基に構成されています
金子さんは世界遺産登録を目指していた初期のころから長崎県知事という立場で世界遺産を目指し先頭に立って様々な活動をされていました。金子さんは平戸の生月島の出身です。生月島は平戸島の奥にあり現在は平戸島と橋で結ばれていますが昔よりかくれキリシタンの島としても有名でした。。
かくれキリシタンにまつわる教会などの施設や悲しい歴史が伝わるだんじく様をはじめとするかくれキリシタンに関連する場所や資料や風習などが色濃く残っています。 
かくれキリシタンを守ってきた家で育った金子さんは生月島のキリシタン関連の施設が資産にできないか検討されたそうですが生月にある山田教会は平成に改築されたこともあり難しいことわかり、最後は信仰の島として島全体を資産にできないかとも検討されたそうですがそうすると島の開発ができなくなる恐れがあるとのことで断念されたそうです。
またかくれキリシタンは宣教師が不在の状態で独自の形で信仰を守りキリスト教とは言えない土着の信仰となっていることも誤解をうけたりと評価が難しくなったりしているそうです。今でもなんとかできなかったか…と心残りに思われているそうです。
私も学術的なことはわかりませんが潜伏キリシタンというなら生月島が選ばれなかったのはおかしいと思います。

今回、世界遺産を目指す最終的な構成資産は長崎県と熊本県の下記になります
◎長崎県の構成資産
【長崎市】 大浦天主堂、外海の出津集落(出津教会堂、旧出津救助院を含む)、外海の大野集落(大野教会堂を含む)
【南島原市】  原城跡    【佐世保市】  黒島の集落(黒島天主堂を含む)
【平戸市】  平戸島の聖地と集落(安満岳と春日集落)   平戸島の聖地と集落=中江ノ島
【北松浦郡小値賀町】  野崎島の集落跡(野首集落跡・舟森集落跡および両集落を結ぶ信仰の道、旧野首教会堂を含む)
【南松浦郡新上五島町】  頭ヶ島の集落(頭ヶ島天主堂を含む)
【五島市】  久賀島の集落(旧五輪教会堂を含む)  奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)
◎熊本県の構成資産
【天草市】  天草の﨑津集落

当初は『長崎の教会群とキリスト教関連遺産』として世界遺産登録を目指していましたが難しいのではないかと指摘があり2016年に一度取り下げその後、構成資産やテーマを再検討して『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』として今回、登録を目指しています。
ただ残念なことにその際に『田平天主堂』「平戸市)と『日野江城跡』『南島原市)が構成遺産から外れてしまいました。
『田平天主堂』、『日野江城跡』そして生月島のように登録を目指していたが候補から漏れてしまった候補地は他にもたくさんあったようです。

この世界文化遺産を目指す動きはウィキペディア等にによると2001年に「長崎の教会群を世界遺産にする会」という民間団体が発足して構成資産となりうる候補地49を選定していることなどから始まっているようです
その後、推進会議・学術会議などで構成資産が検討され、2015年の推薦までに候補が絞り込まれていきます。

ウィキペディアには外れた構成資産が記載されています
2007年に「長崎の教会群を世界遺産にする会」で選ばれていて、その後外れてしまった資産には下記の施設があるようです。
このなかには途中で再建されたものや山田教会のように手を加えられた施設もあるようです。
鉄筋コンクリート製などの新しいものも含まれていたようです
【長崎市】    浦上天主堂、中町教会、神ノ島教会、清心修道院、樫山教会、馬込教会、黒崎教会
長崎市でおそらく教会として大浦天主堂と並んで有名な「浦上天主堂」や長崎バスのCMで取り上げられて役所広司さんのナレーションも印象的な「神の島教会」や外海の「黒崎教会」がこの時点までは入っていたようです
【西海市】    太田尾教会   【平戸市】    山田教会、山野教会、紐差教会、神崎教会
平戸の教会もたくさん入っていたようです。そのうちの神崎教会はどの教会かよくわかりませんが上神崎教会のことかもしれません。
【佐世保市】  浅子教会、三浦町教会、平戸教会 
この時点までは駅前にある三浦町教会と飛び地だった浅子教会が入っています。平戸教会が記載されていますがどの教会か確認できませんでした。所在地が平戸市の間違いかもしれません。
【五島市】    楠原教会、嵯峨島教会、半泊教会、貝津教会、浜脇教会、水ノ浦教会
【新上五島町】   江袋教会、旧鯛ノ浦教会、冷水教会、福見教会、土井ノ浦教会、中ノ浦教会
五島はたくさん教会があるのがわかります。個人的には五島の教会はもっと多く特に三井楽の嵯峨島教会とか貝津教会とか残って欲しかったです。

2009 - 2011年時点での候補で除外された資産が下記になるそうです
【長崎市】    旧羅典神学校、旧大司教館、旧伝道師学院、日本二十六聖人殉教地、サント・ドミンゴ教会跡
旧羅典神学校・旧大司教館・旧伝道師学院は大浦天主堂の中にあるそうで最終的には大浦天主堂の敷地内併設物扱いとなっているようです。この時点までは有名な日本二十六聖人殉教地も入っていたのですね。
【平戸市】    宝亀教会    【五島市】   堂崎天主堂   【新上五島町】    青砂ヶ浦天主堂、大曾教会
【南島原市】   吉利支丹墓碑
【熊本市】   手取教会  【天草市】   南蛮寺跡(正覚寺)   【苓北町】   富岡吉利支丹供養碑
福岡県
【大刀洗町】  今村天主堂
佐賀県
【唐津市】   呼子教会、馬渡島教会
この時点では天草の他の施設や佐賀県や福岡県の施設も資産として登録を目指していたようです。

最終的に選ばれた施設、外れてしまった資産そのどちらにせよ構成資産候補となっていた施設はそれぞれに歴史がありその地区に深く結び付いていて全てがその集落の象徴、宝のような存在だと思います。
ただそれぞれが誕生した時期、経過、学術的価値、その後の改築の有無などにより最終的に明暗が分かれる結果になってしまっただけだと思います。
選ばれなかった資産も長崎や熊本、佐賀、福岡のキリスト教関連遺産として今回、世界遺産に登録予定の構成資産同様、国や県、それぞれの自治体、住民で協力して町の資産として、活用、保存、継承してほしいです


※読売新聞、NEWSポストセブン ウィキペディアなど参考にしました

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