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追悼 クリスティーネ・カウフマン
追悼 クリスティーネ・カウフマン

ドイツの女優・クリスティーネ・カウフマンが3月27日に亡くなりました。72歳でした。
亡くなったこともショックでしたが亡くなったことに気がつかなかったこともショックでした。
インターネットで検索してみるととデイリー新聞とか産経新聞とか一部でしか亡くなったことは報道されなかったようです。

カウフマンのフィルモグラフィー(allcinema)を観てみると最後の出演映画が2014年の『トムソーヤ&ハックルベリーフィン』(日本未公開)。その前の作品が1990年の『惑星アルカナル/宇宙からの使者』(日本未公開) となっていて間隔が20年以上空いています。
ただインターネットムービーデータベースをみてみると2000年代に入ってからも主役ではないでしょうがドイツでテレビ映画を中心に女優業は続けていたようです(allcinemaで紹介されていない映画にも出演したりもしているようです。)
またウィキペディアによると自分のコスメティック・ブランドを持っていたとのことで女優業以外の仕事が忙しかったのかもしれません。

私が観ている彼女の映画は少なく限られているのですが特に若いころは本やインターネットを通してみることができる写真だけみててもきれいで、可憐という言葉がぴったりの女優さんだと思います
評論家の川本三郎さんは著書『美女ありき』のなかで「最後にとっておきの女優を紹介したい、10代の頃にもっとも好きだった…」と取り上げた33名の女優さんのなかで一番最後にクリスティーネ・カウフマンについて書かれています

カウフマンはオーストリア出身(ドイツのミュンヘン出身という説もあるそうです)で子供の頃から映画などに出演しています。
日本で初めて紹介されたのがロミーシュナイダー主演の『制服の処女』(1931年につくられた同名の映画のリメイクです)
この作品で注目され、同じ年に主演第一作の『幼心』、そして史劇の『ポンペイ最後の日』(6回目の映画化だそうです)、『コンスタンチン大帝』に出演しています。
川本さんの本によりますとレイプされる悲劇の女性を演じたドイツで作られたアメリカ映画『非情の町』 (1961) の頃が日本では一番人気があったそうです。
1961年の第18回ゴールデングローブ賞で最優秀新人女優賞を受賞しています(新人賞はほかにジェーン・フォンダ!とアン・マーガレット!も受賞しているようです)
その後ハリウッドに招かれ(「マレーネ・ディートリッヒ以来、ハリウッドがドイツからもってきた最大の輸出品」と言われたそうです)
ユル・ブリンナー主演の『隊長ブーリバ』に出演しています。共演した(ジャネット・リーと結婚していた)トニー・カーティスと恋愛関係になりその後、結婚したことにより人気が急落、また結婚後は映画界から遠ざかっていたそうです。
ジャネット・リーも私はすごく好きな女優さんなので二人のファンとしてトニー・カーティスはどうなのかな…と思います

カーティスとは1968年に離婚、ドイツに戻りその後、本格的に女優業に復帰したそうです。
私が初めて観たのが『リリー・マルレーン』(当時はカウフマンのことは知らなくてあまり覚えていません)、そして『エゴン・シーレ』と謎の女性として印象的だった『バクダット・カフェ』とカーティスと離婚後の作品は3本だけ観ています。

「リリーマルレーン」はすっかり忘れていてもう一度観直してみたい映画です。ファスビンター監督の映画には昨年、ようやく日本で公開されたSF映画『あやつり糸の世界』 にも出演しています。これも観てみたいです。
他のも『愚か者の船』や『惑星アルカナル/宇宙からの使者』 (『トム・ソーヤー&ハックルベリー・フィン』 、サスペンスの名匠・ロバート・シオドマーク監督の『地獄道28』 も観てみたい映画です


結婚前の作品で唯一、私が観ているのは『隊長ブーリバ』だけです。
迫力があり面白く大好きな映画ですが話や背景がわかりにくくJ・リー・トンプソン監督としてはもう一つかな…と思いますがにおそらく若いころのカウフマンを唯一、観ることができる映画で貴重だと思います。
川本さんが「…本当にきれいだった。憂いを含んだ大きな瞳、色は湖のように青く神秘的。そして夢見るようにまつげが長い…」と紹介してあったカウフマンの魅力の一端に触れることができます。
出演作、特に初期の作品はDVDなども出ていない作品が多く現在は『隊長ブーリバ』だけしか観ることができないように思います。
もう少しハリウッドで活動していたら世界的に人気が出ていたのでは…と思います。
出演作、特に若いころの映画とかDVD化してほしいです

映画史に残るような作品には出演していないかもしれませんが出演作を観たことがある人には忘れられない記憶に残る女優さんだと思います
ご冥福をお祈りいたします。

フィルモグラフィー
『バラのレースリー』(1954)
『制服の処女』 (1958) ゲツァ・フォン・ラドヴァニ監督 ロミー・シュナイダー主演 (西ドイツ・オーストリア)
『幼な心』 (1958)  アルフレッド・レーナー監督  (オーストリア)
『ポンペイ最後の日』 (1960)  マリオ・ボンナルド監督 (アメリカ・イタリア・スペイン・モナコ・西ドイツ)
『コンスタンチン大帝 』(1960)  リオネロ・デ・フェリス監督 (イタリア・ユーゴスラビア)  
『非情の町』 (1961)  ゴッドフリード・ラインハルト監督   (アメリカ)
『勝負(かた)をつけろ』 (1961)  ジャン・ポール・ベルモンド主演ジャン・ベッケル監督 (フランス)
『隊長ブーリバ』 (1962)  J.リー・トンプソン監督  (アメリカ・ユーゴスラビア)
『地獄道28 』(1962)  ロバート・シオドマーク監督 ( アメリカ)
『放浪の剣豪』 (1962) 出演   (イタリア・フランス)
『基地潜入』 (1962)  アコス・ラソニー監督   (アメリカ・西ドイツ)  
『ムッシュ・コニャック』 (1964)    トニー・カーティス主演  マイケル・アンダーソン監督(アメリカ)
『モルグ街の殺人』 (1971)<未> ゴードン・ヘスラー監督  (アメリカ)
『あやつり糸の世界』 (1973) 出演    ライナー・ヴェルナー・ファスビンター監督 (西ドイツ)
『濡れたウィークエンド/女子学生寮半裸惨殺死体の謎』 (1978)<未>  アルベルト・ネグリン監督 (イタリア・スペイン。西ドイツ)
『エゴン・シーレ/愛欲と陶酔の日々 』(1980)  ヘルベルト・フェーゼリー監督 オーストリア・西ドイツ  
『リリー・マルレーン 』(1981) 出演 ハンア・シグラ主演 ライナー・ヴェルナー・ファスビンター監督  西ドイツ 
『愚か者の日』 (1981) 出演    ヴェルナー・シュレータ監督   (西ドイツ)
『バグダッド・カフェ』 (1987)  パーシー・アドロン監督  (西ドイツ)
『惑星アルカナル/宇宙からの使者』 (1990)<未>   ペ-ター・フライシェン監督 ドイツ・フランス・ソビエト
『トム・ソーヤー&ハックルベリー・フィン』 (2014)<未>   ジョー・カストナー監督  ドイツ


※『美女ありき』(七つの森書館)など参考にさせていただきました。

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