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『オリエント急行殺人事件』
『オリエント急行殺人事件』

イスタンブールからフランスのカレーに向けて国際列車オリエント急行が様々な乗客を乗せて発車する。乗客の一人として探偵ポアロも鉄道会社の知り合いの計らいで偶然乗車することになる。車中でアメリカの億万長者が殺害され、5年前に起こったアメリカでの誘拐殺人事件との関連が浮上する…

アガサ・クリスティー原作のなかでもおそらく一番有名な小説の映画化でありこの映画の成功により『ナイル殺人事件』、『地中海殺人事件』、『クリスタル殺人事件』、『死海殺人事件』、「ドーバー海峡殺人事件』、『サファリ殺人事件』…とアガサ・クリスティー原作の映画がつくられることになります。

これら70年代から始まった一連のクりスティーの映画化のうち、特にこの『オリエント急行殺人事件』と次の『ナイル殺人事件』は大好きで傑作だと思っています。
両作品とも話の内容がわかっていても、結末を知っていても何度みても堪能できる素晴らしい映画だと日曜日に『オリエント急行殺人事件』を久しぶり観たのですが改めて思いました。
今回、一番魅了されたのはオリエント急行の外観を撮ったシーンと華麗な音楽です。特に音楽が流れるなかイスタンブール駅からオリエント急行が出発するシーンは画面が踊っているように思えました。
またラスト、事件が解決した後、音楽が流れ出すなか雪で足止めされていた列車が煙を吐き出しながら動き出します。モクモクと煙を吐き出しながら列車は進みます。高台から撮影していることもあり煙ばかりで車両はあまりみえなくてそのまま画面から消えるのかなあ…と思っていると線路がカーブしていて遠くを走るオリエント急行の全景がみえてそして映画が終わるのが嬉しいです。
音楽の効果もありオリエント急行のなかで起こった出来事がどこか夢物語、おとぎ話であったようにも思えます
鉄道ファンの人でも多くの方がこの映画は気に入ってくださるのではないかと思います

この映画でポアロに扮したのはアルバート・フィニー。彼がポワロを演じたのはこの映画だけになります。
ピーター・ユスティノフや今もNHKBSで再放送されているドラマシリーズのデビット・スーシェに比べると若くてどこかやりすぎというか以前は若干、違和感があったのですが今回はほとんど気になりませんでした。
『007/スカイフォール』で健在ぶりを示してくれたこのイギリスの名優は「いつも二人で』でのオードリー・ヘップバーンの相手役、『クリマス・キャロル』のスクルージ、「ドレッサー』の劇団の座長、『アニー』の大富豪と大好きな映画ばかりですが登場するたびにいろいろな顔・芝居をみせてくれて圧倒させられます。流石です。
他の豪華な出演者もそれぞれの俳優さんの特徴を生かしたキャスティングでそれぞれ見せ場があり堪能させられます。
登場人物が多く複雑で映像化しにくい物語をわかりやすく描き、そして多くのスターの魅力を引き出した脚本のポール・ダーン、監督のシドニー・ルメットの功績は大きいと思います。

脚本のポール・ダーンは私は名前を知りませんでしたが最初の猿の惑星シリーズの二作目『続・猿の惑星』から最終作『最後の猿の惑星』まで、『007/ゴールドフィンガー』、『将軍たちの夜』などの作品を共同脚本しています。
(『オリエント急行殺人事件』は単独の脚本作になります。)

監督のルメットは学生時代に『セルピコ』、『狼たちの午後』などをテレビでみて名前を知り好きになりました。
観ていない作品や日本未公開の作品もたくさんありますが映画館でリアルタイムでまたテレビやビデオ、DVDでも作品をみることが出来た次回作が気になる監督さんでした。
社会派の監督のイメージが強いのですがその代表作といえる『十二人の怒れる男』や『評決』も非常に良くできた娯楽サスペンス映画とみることもできますし『デストラップ/死の罠』、『ギルティ/罪深き罪』などは娯楽に徹した面白いサスペンスでした。『ウイズ』や『女優志願』、『ガルボトーク/夢のつづきは夢…』、『未知への飛行』やテネシー・ウィリアムズ原作の『蛇皮の服を着た男』もあるし…といろいろなタイプの映画を面白く映像化してくれる大好きな監督さんでした。
アル・パチーノ、ヘンリー・フォンダ、そしてこの「オリエント急行殺人事件」にも出演していたショーン・コネリの3人の大スターはルメットの映画に複数、出演していて印象的な作品が多いと思います。

アルバート・フィニーも出演していた2007年の『その土曜日、7時58分』ではキネマ旬報でその年の外国映画の最優秀監督賞を受賞してルメット健在を示してくれましたが残念ながらこの作品が遺作となってしまいました。



1月24日、25日、26日と長崎県ではこの冬、最大の、そしてこれまで経験したことがないくらいの寒波の見舞われました。
日曜、月曜と多くの交通機関がストップしました。 
高速道路はまだ通行止めが解除されていないかもしれませんが今日(火曜日)の午後、JR、ほとんどの路線バスに続いて松浦鉄道も運行が再開されようやく普通の街に戻りつつあります

1月24日、博多行きの『みどり10号』が200名以上の乗客を乗せたまま大雪のなか有田駅で8時間、立ち往生してしまいました。幸い暖房は効いていたようですが足元は冷え、売店や近くのコンビには品切れになってしまったそうです。
現状を知った有田の町おこしの団体がフェイスブックなどで食料の供給を呼びかけたところ、町の人たちが食料品や毛布を電車まで持ち込んでくれたそうです。
『みどり10号』は結局は佐世保に引き返すことになりますが列車が雪で立ち往生するなか、有田の方の人の心のやさしさに触れることができたと当事者は大変だったでしょうがニュースやインターネットなどで少し話題になりました。
『オリエント急行殺人事件』では名探偵ポワロが雪で列車が立ち往生するなか列車のなかで起こった殺人事件を灰色の脳細胞を駆使して円満に解決してくれました。

「定刻どおり列車が到着したらニュースにはならない、ニュースにでさえドラマは必要なのです」
(フランソワ・トリュフォーだったと思います)




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