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ヨーロッパ製の2本のSF映画(人間ロケット&金星ロケット発進す)
ヨーロッパ製の2本のSF映画~『人間ロケット』(1953年 イギリス)&金星ロケット発信す(1959年 ポーランド=東ドイツ)~

6月7日に亡くなったクリストファー・リが主演した『吸血鬼ドラキュラ』、『、『ドラキュラ72』などの作品はハマープイルム・プロダクションというイギリスの映画制作会社が生み出した作品になります。この会社は1950年代から70年代にかけてドラキュラやフランケンシュタイン、狼男などホラー映画を中心にいろいろな作品を世に送り出しました。
そのハマープロ初期の作品に日本未公開作品ですがDVDが発売されている『人間ロケット』というSF映画があります。
この映画は『CULT MOVIE 4 PACK(1)SF宇宙ロケット篇~』という1950年代に製作された4本のSF作品が収載されているDVD集が発売されていますがその中に収められています。
1本あたり400円弱という安い価格で販売されています


『人間ロケット』(Spaceways) 1953年イギリス
イギリス初のロケット打ち上げを目指す3人の科学者を中心とするグループ、彼らは秘密保持のため隔離された日々を過ごしている。そのこともあり主人公の科学者の夫婦関係は冷え込んでいる。
ロケット計画に興味を示した軍より援助が出ることになり計画は軌道に乗りやがて3段式ロケットは完成、打ち上げられる。
打ち上げ成功かと思われたロケットは3段部分・衛星本体が燃料不足で予定よりも遥かに低い高度までしか到達できずに終わる。やがて主人公の妻と科学者の一人が失踪する… 

SF映画ではありますがりロケット事業の進行と男女の愛憎関係の二つが軸になり物語が進んでいくサスペンス映画にもなっています。
監督は後でクリストファー・リー主演の『吸血鬼ドラキュラ』を撮るテレンス・フィッシャー
そのほかのスタッフ、キャストはフィッシャー以外は知らない人ばかりでした。
SFXの技術が発達している現在から見るとロケットや研究室の内部など古めかしさもありますが良く出来ていて見ごたえのあるiイギリス製のSF映画になります

監督: テレンス・フィッシャー
製作: マイケル・カレラス
原作戯曲: チャールズ・エリック・マイン
脚本: ポール・タボリ リチャード・ランドー
撮影: レジナルド・ワイヤー
音楽: アイヴァー・スラニー
出演: ハワード・ダフ エヴァ・バートック アラン・ウィートリー フィリップ・リーバー アンドリュー・オズボーン アンソニー・アイルランド マイケル・メドウィン セシル・セブリュー
この後1955年にハマープロは未見ですが『原子人間』(1955年)というヒット作を出して軌道に乗りその後『吸血鬼ドラキュラ』などの作品を世に送り出すことになるようです。

 
DVDに収められている4本の作品のうちヨーロッパでつくられたSF映画がもう1本あります。
ポーランドのSF作家スタニスワム・レムが1951年に発表した『金星応答なし』(ハヤカワ文庫・絶版かも?)を原作とするポーランドと東ドイツの合作で映画化した『金星ロケット発信す』になります。


『金星ロケット発進す』(First Space on Venus)1959年ポーランド=東ドイツ 日本公開1961年
1985年の地球。 月面には基地がつくられている。ゴビ砂漠で奇妙な地球上に存在しない成分で出来ている〈かけら〉が発見される
調査の結果、かつてツングースカ隕石と呼ばれた原因不明だったシベリアでの大爆発は宇宙から飛行物が地球に衝突したことにより起こったことが判明。(かけら)は飛行物が落とした磁気記憶装置の一部と解明される。装置の内容を解明するため世界中から学者が集められて飛行物は金星からの物体でありことが判明する。
レーダーなどで金星との交信・接触を試みるが応答はなく急遽、火星遠征のため開発されていたロケットを金星へ派遣することを決定する。ロケットには人種を超えた8人の専門家が搭乗しその中にはスミコという日本人女性(医者)も含まれている
ロケットは順調に発射され金星に向かって進んでいくが…

私はレム原作の『惑星ソラリス』(原作ソラリスの陽のもとに・ハヤカワ文庫)を大学生のときに観て圧倒された思い出があります。
(タルコフスキーの映画はあまり観ていませんがこの映画と『僕の村は戦場だった』がベストです)
インターネットをみているとレムはタルコフスキーの映画を気に入っていなかったようですね。
私は両方とも素晴らしいと思っていてレムも出来に満足していたと勝手に思っていたので知らなくて驚きました。
でもタルコフスキーの映画を観てそれからレムという作家を知り小説を読んだ人は結構、多いのではと思います。(私はそうでした)
レムの小説はかつてハヤカワ文庫やサンリオ文庫とかで結構たくさん翻訳されていました。
「星からの帰還」、「砂漠の惑星」、「金星応答なし」、「ロボット物語」…私は初期の頃の数冊しか読んでいません。
難しかったりして最後まで読めなかった本もありました。読んだのも20年以上昔で話もあまり覚えていなくてレムについて語る資格はありませんがいろいろなタイプの作品がありSFという範疇では収まらないすごい作家だと思います
『金星応答なし』はレムの出世作になる作品になります。

監督: クルト・メーツィヒ
原作: スタニスワフ・レム
脚本: スタニスラフ・スカルスキー   フーベルト・ドラペラ   ヤツエック・ウェイロフ
撮影: ヨアヒム・ハスラー
音楽: アンジェイ・マルコフスキ
出演: 谷洋子 オルドリッチ・ルークス グナーチ・マホフスキ ミハイル・N・ポストニコフ   ルチーナ・ウィンニッカ

ポーランド版93分、西ドイツ版80分、東ドイツ版95分、アメリカ版79分 と様々な長さに編集されたバージョンがあるようで私が観る事が出来たDVDは78分で一番短い版のようですね。そのせいかどうかは判りませんが少し話がつながらない部分があるように思います。出来れば95分版を観てみたいですね。

1950年後半に1985年の未来を描いた作品ですがその1985年から30年以上経った現在(2015年)から見ると違和感を感じる部分もありますが見ごたえはありとても面白い映画です。
『2001年宇宙の旅』などを観ても思うことですが現実に実現出来ていること、実現出来ていないことを考えてみる楽しさもあるかもしれません。(実現できていないことの方が多いと思います。)
映画で描かれているように世界の国々が協力して地球の危機に対応するというのは映画では可能でも現実には難しそうですね。
ヒロインとして日本人の谷洋子さんという女優さんが登場します。
私は全く知らない女優さんでした。彼女について少し調べれたら…と思っています。

SF映画というとどうしてもハリウッドの大作というイメージがありますが昔からアメリカ以外の国でも作られていたのに驚かされました。今観ると古さを感じることもありますが充分面白いですし今の映画に負けていない面もあると思います。
東ドイツの映画というのはポーランドとの合作ですが初めて観ることができました。
他の2本のアメリカ映画も面白いです。

『火星超特急』 FLIGHT TO MARS (1951/アメリカ)
カラー/モノラル/70分
監督:レスリー・セランダー
出演:マーゲリット・チャップマン/キャメロン・ミッチェル/アーサー・フランツ/ヴァージニア・ヒューストン

『宇宙レンジャー ロッキー・ジョーンズ』 Crash of the Moons(1954/アメリカ)
モノクロ/モノラル/72分
監督:ホリングスワース・モース
出演:リチャード・クレイン/スコッティ


※「DVD:ほら貝」「好き好きレム先生」など参考にさせていただきました
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