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鷹島の話題~鷹島モンゴル村と元寇船~(松浦市鷹島)
鷹島の話題~鷹島モンゴル村と元寇船~(松浦市鷹島)

2月10日の読売新聞佐世保版に松浦市の『鷹島モンゴル村』の運営について長崎バイオパークを運営する『バイオパーク』を指定管理者とする方針を固めたことが掲載されていました。
そして翌日には「バイオパーク」を指定業者にする議案など2議案が議会で可決された旨、続報も掲載されました。


『鷹島モンゴル村』がある「鷹島」は現在は長崎県松浦市に属しています。
伊万里湾の入口・松浦市の北部に位置しており人口約2900人の島になります。
《元寇》の主要舞台として有名な島になります。
島には養殖トラフグの生産量は日本一と言われているように豊かな海の幸があります。
また地元の阿翁石を使った石の製品などやイモやエンドウなどの農産物もとれます。
やはり松浦市に属する「福島」(約人口3300人)の北西部に位置しています。
二つの島とも佐賀県の東松浦半島の対岸にあり二つの島とも佐賀県側と橋で結ばれています


『鷹島モンゴル村』は松浦市と合併する以前の旧鷹島町が1993年に開園した第三セクターのレジャー施設になります。
敷地面積が約18万4000平方メートルになり、15棟の宿泊可能なモンゴル遊牧民族の移動式住居『ゲル』と温泉施設、草スキー、スロープカーなどの設備があります。
私も以前、一度だけほんの数時間ですが訪れたことがあります。


「鷹島」は平成に入り、2006年に松浦市との合併、2009年に肥前鷹島大橋の開業という大きな転機が2度、訪れています。入園者もその影響を大きく受けています。
開園当初は2万人台で推移していましたが2001年に3万人を突破。
しかしその後は低迷して2008年には1万6000人に落ち込んでいました。
2009年に対岸の佐賀県との間に鷹島大橋が開通した年は57万人!を突破しましたが翌2010年は9万2000人に激減しています。
昨年は5万4000人と入園者は開園当時に比べると増えていますが低迷が続いていました。

開園当初から「モンゴル村」は第三セクターで運営されていましたが小さい離島の施設とということもあり厳しい経営状況が続き松浦市と合併する前の2005年に民間に管理を代行させる指定管理制度に移行しています。
以降後は『鷹島公社』が管理者として運営にあたり経営者を一新して旅館経営や温泉施設の運営に携わった人が起用されたりしましたがやはり利用者は低迷したようです。
今回契約期間が切れることにより以前よりモンゴル村に関心を持っていた長崎バイオパークと交渉してバイオパークが指定管理者に選定されました。期間は2015年4月1日より10年間になります。
7月中旬に新装オープン予定で改修費は松浦市が負担、指定管理料は初年度が3220万円で2年目以降が2370万円になるようです。

新しい計画では園内を有料ゾーンと無料ゾーンに分けて有料ゾーンでは小動物などと触れ合うことができる「PAW(パウ」」を新設する予定だそうです。
これは具体的な事はよくわかりませんがバイオパークが手がけている福岡県の久山にあるショッピングモールの中にあるという『ふれあい動物園』とかを想定しているのかもしれません。
また『長崎バイオパーク』はアンデスなど南米の平原をイメージしてる感じがするのでモンゴルの平原にどのような動物がいるのかわかりませんがイメージ的に重なる?のかもしれません。
モンゴルにいる動物が飼育されるかもしれませんね。
ゲルは宿泊事業を廃止してゲルはモンゴルの文化・暮らしを紹介するコーナーとして活用するそうです。
これはちょっと残念ですが仕方がないかもしれません。
ひょっとするとゲルが老朽化しているのかもしれません。また宿泊施設は人件費などコストがかさみ大変なので手を引くのかもしれません。

無料ゾーンでは既存の温泉施設や売店に加えてレストランを改造して地元で獲れるトラフグやマグロを使ったジンギスカンンハウス「鷹島ビール園」を新設したり、鷹つながりで交流のあるソフトバンクホークスの記念館も開設する予定だそうです
ソフトバンクホークスとの連携は一番近い大都市がソフトバンクの本拠地が福岡ということを考えると大きいと思います。
記念館がどういう内容になるのかわかりませんが難しいでしょうがリニューアルなども定期的にしてリピーターも出るような充実した記念館にして欲しいです。
また無料ゾーンをつくることはハウステンボスが園内に無料ゾーンを作ったことが話題になり佐世保市民など近隣の人が一度行ってみようか…など客足が回復するきっかけの一つになったと思うので近隣の人に訪れてもらうためにもいいことだと思います。


一度しか行ったことがないのでよくわかっていないと思いますが「モンゴル村」は高台の平原にあり豊かな自然を満喫できます。
ただやはりそれだけでは物足りない面もあるので動物とゆっくり触れ合うことが出来る施設など、ファミリーがある程度の時間滞在できる施設は必要と思います。
そして温泉とレストランの充実は欠かせないと思います。
他にもモンゴル村だけでなく島全体でフグの養殖場を見学できたりとか、元寇船が発見された地点に船で行けるようにしたり親子で行けるような釣り場を整備したり…とか島全体で体験し、楽しめるようになったらいいなあ…と思います


再建を担当する『長崎バイオパーク』は一度、破綻という苦い経験を持つ会社です。
私は動物園にはあまり行ったことはなくバイオパークも数度しか行ったことはないのですが動物とのふれあいを大切にしているユニークで魅力的な施設だと思います。
長崎市と佐世保市の間にありアクセスもあまりよくありませんが以前はカバの話題もあったりと全国的にも割と有名の動物園だと思いますしリピーターも多いと思います。
私も時間があったらまた行ってもいいなあ…と思います。
そういうバイオパーク側が自ら「鷹島モンゴル村」に興味をもち交渉の末、指定管理者を引き受けています。
バイオパークとしても「ある程度採算がとれる魅力的な施設」とみているのではないかと思います。、

島へのアクセスなど交通のことは別に書く予定にしていますが福岡などから訪れる人をどう増やすのかが一番の課題でしょうし近くにある呼子、波戸岬、名護屋城址、七ツ釜、玄海エネルギーパーク(訪れる人は減っているかもしれませんね)、伊万里などの近隣の観光地と連携してツアーバスの誘致を、観光ルートの確立・整備など積極的に進めて欲しいです。



そしてもう一つ観光面で、また歴史的にもですが今後、期待できるかも知れない話題として元寇船があります。
昨年(2014年)の秋に沈没している元寇船とみられる沈没船が鷹島沖の水深約14メートルでみつかったことが発表されました。
沈没船がみつかったのは2度目で11年前のはじめに発見された船に比べると立体的な姿をとどめているそうです。
船体のうち船首部分から約10メートルの残っているそうです。(ただ後ろの部分は堆積物に埋まっているそうです)
調査期間が限れていたため詳しいことは今回の調査では判らなかったようですが今後、調査が進みいろいろな事が解明されるといいと思いますし夢が膨らみます。
万が一、可能な限り引き上げとか出来れば大きな話題になることと思います。
元寇船の復元とかもできればして欲しいですね。

また直接、関係のない話ですが日本とモンゴル両国間では両首脳が今月の10日に経済連携協定(EPA)に署名しています。これからは経済的な交流はもちろんですが中国とロシアという大国に挟まれた、日本にとって戦略的にも安全保障でこれまでも大切な国でしたがこれからはますます重要な国になると思います。

モンゴルは元寇や大相撲、北朝鮮との交渉などで話題になる遠い国のイメージがありました。
この小さい島の小さい施設が両国の民間交流の場としても少しでも役割を果たしてもらいたい…とも思います。
大変でしょうが鷹島、鷹島の人々、モンゴル村、バイオパークとも頑張って欲しいです。



*読売新聞、西日本新聞の記事、財界九州2012年9月号など参考にしました



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