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キャロル・リードを再発見しよう!
キャロル・リードを再発見しよう!

アケデミー賞の発表が近づき3月では衛星放送を中心にこれまでアカデミー賞を受賞した映画がたくさん放送予定になっています。NHKでも月曜から「ライムライト」「追憶」(シドニー・ポラック監督)、「大いなる西部」「クレイマー・クレイマー」「ナバロンの要塞」「マイフェアレディ」「オリバー!」と続いて行きます。
(「サウンド・オブ・ミュージック」も放送されるようです)
どれもこれも有名な映画ばかりですがそのなかでは「オリバー!」が一番知られていないかもしれません。

「オリバー!」はチャール・ディケンズの有名な小説「オリバー・ツイスト」を「007/ロシアより愛をこめて」の主題曲の作曲家として知られているライオネル・バードが舞台化したミュージカルの映画化になります。

たくさんの子どもが登場する映画ですが主演がマーク・レスターで共演者としてジャック・ワイルドと「小さな恋のメロディ」のコンビが出演しているだけでももう一度観直したい映画になります。
(メロディ役のトレイシー・ハイドは残念ながら出演していません。ジャック・ワイルドは残念ながら若くして亡くなってしまいました)
監督はイギリスの巨匠キャロル・リード。
キャロル・リードと言えば「第三の男」という大傑作を撮ったサスペンスが得意な映画監督のイメージがすごく強い人になります。
実際、「第三の男」以前に監督している「落ちた偶像」「邪魔者は殺せ」は「第三の男」に匹敵するくらい緊迫感のあるスリリングな大傑作です。
他にも未見ですが「第三の男」と同じグレアム・グリーン原作の「ハバナの男」や原作者は違いますが「二つの世界の男」。ヒッチコックのイギリス時代の最高傑作の一つ「バルカン超特急」と同じ脚本家コンビによる日本未公開作の「ミュンヘン行き夜行列車」、ジョセフ・コンラッド原作の「文化果つるところ」などサスペンスタッチの映画を撮っていてどれも観てみたい映画になります。特に「ミュンヘン行き夜行列車」は「バルカン超特急」にも出ていたクリケットの話ばかりしている2人の乗客が同じ設定で出演しているそうでとても面白そうで是非一度観たい映画になります。

追い詰められていく人間の運命を緊迫感のある構成で描いていくイメージがあるキャロル・リードですが〈子ども〉を描くことが得意な監督でもありました。
サスペンス映画の「落ちた偶像」も〈少年の眼〉から見た大人の世界を描いた映画です。
今回放送される「オリバー!」もミュージカルの大作ですがたくさんの子どもを画面いっぱいに登場させています。

そして「文なし横丁の人々」があります。
ロンドンの下町で暮らす一角獣の存在を信じる男の子と彼の周囲の人々とを温かい視点で描いたとても素敵な映画です。

遺作となった映画が「フォロー・ミー」になります。
夫婦と夫が雇った探偵をめぐる物語でこれが遺作というのが信じられないさわやかな映画です。
今回、久しぶりにこの映画を観直しましたがもっともっと撮って欲しかったなあ…とこの映画を観ると思います。
サスペンスが似合うどことなく重苦しい霧の街というイメージがあるロンドンですが昼のロンドンの街並みをこれほど魅力的に撮った映画はないのではないでしょうか
主演のミア・ファローは私はそれほど好きなタイプの女優さんではありませんがこの映画のヒロインは彼女しか考えられずとてもいいと思います
〈考えてみると「カイロの紫のバラ」「華麗なるギャッツビー」「ナイル殺人事件」「ローズマリーの赤ちゃん」…と大好きな映画がたくさんあるので本当は好きなのかなあ…と思ったりもします)
そして探偵役のトポル。「屋根の上のバイオリン弾き」が有名ですが「007/ユア・アイズ・オンリー」も印象的でした。この映画ではとてもいい味を出しています。
「文なし横丁の人々」が子どもの寓話を描いた映画ならな「フォロー・ミー」は大人の寓話を描いた映画かもしれません
どちらの映画にもリードの登場人物への愛着が感じられるそんな映画です。
サスペンスのリードももちろん素晴らしいですが本当はリードはこういうぬくもりのあるドラマが好きだったのではないかと思ったりもします。
他ににもミケランジェロの生涯を描いた「華麗なる激情」やアメリカで撮ったサーカスを描いた「空中ぶらんこ」。
未見ですが「最後のインディアン」といろいろなジャンルの映画も撮っています

キャロル・リードは同じイギリス出身の偉大な2人の監督アルフレッド・ヒッチコックとデビィッド・リーンとどうしても比較されます。
イギリス・アメリカとどちらの国でもスターを使い魅力的な傑作を撮り続けたヒッツチコックと「逢びき」「陽気な幽霊」などの傑作をイギリス国内で撮り50年代後半からは世界で「旅情」「戦場にかける橋」「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバコ」とスケール感と内容のある大作を発表したリーンに比べると「第三の男」以降、決定打がなかったリードは忘れられているような気がします
「第三の男」という作品があるので送り出した作品が「第三の男」と比較されてしまい低い評価になってしまった感じもします。

ただ「第三の男」を頂点とするサスペンスや「文なし横丁の人々」「フォロー・ミー」そして今回の「オリバー!」と記憶の残る、残しておきたい作品を残しているいる人です。
彼のいろいろな作品が観直されテレビ放送やDVDなどでまた観る機会ができれば…と思います

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