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追悼 ジョーン・フォンテーン
追悼 ジョーン・フォンテーン(ジョーン・フォンティン)

ジョーン・フォンテーンが12月15日に亡くなりました。96歳でした。
1930年代から50年代にかけて活躍したハリウッドの黄金時代を代表する女優さん、スターです。

メロドラマが似合う、繊細で透明な、はかなさを感じさせる女優さんでした。
私の中ではアメリカ映画の父、グリフィスのヒロインだった『散り行く花』のリリアン・ギッシュに繋がったりします。
日本では彼女のファンという人が多いのではないかと思います。
私も数作品しか観ていませんが観ている作品、全て大好きですし忘れられない作品ばかりです。
好きな女優さんのベスト5には必ず入る女優さんです。


彼女が出演した映画で私が一番大好きな映画は『旅愁』になります。
飛行機事故をきっかけに別の人生を歩み始めようとする二人の恋を描いた映画で私はこの映画はとにかく大好きで学生時代にリバイバル上映があり何度か映画館に見に行きました。
ピアニストを演じたフォンテーンはもちろん素晴らしかったですし相手役がまた大好きなジョセフ・コットンでした。いわゆる不倫を描いた作品になるのですが主役の二人の個性、監督のウィリアム・ディターレの格調高い演出により美しくほろ苦い奥行きのあるメロドラマになっていたと思います。
見た当時は全くわかりませんでしたが『ローマの休日』同様、赤狩りの翳を感じさせる作品にもなります。そのこともこの作品に深みを加えていると思います。
脇役のコットンの妻役だったジェシカ・タンディ(『鳥』『ドライビングMissデイジー』)、フォンテーンの恩師役のフランソワーズ・ロゼー(『外人部隊』『ミモザ館』)も素晴らしかったです。
またこの映画では効果的に音楽が使われています。
二人の恋の進展を予感させるレコードから流れる『セプテンバー・ソング』(歌はウォルター・ヒューストン!)そしてラスト近くの演奏会で流れるラフマニノフの『ピアノ協奏曲第二番』ととにかく酔いしれました。
今、見直すとどう感じるか若干、不安ではありますがとてもいい映画です。

彼女の主演作で有名な作品というとヒッチコックの作品『レベッカ』『断崖』になると思います。

ヒッチコックのヒロインとしてはイギリス時代のマデリーン・キャロルそしてイングリット・バーグマン、グレース・ケリーと並ぶ重要な存在ですがフォンテーンの場合は他の3人とは違い彼女が体現できる女性のか弱さ、繊細さが2本の作品のなかでは最大限に生かされていたと思います。
大邸宅で新しい女主人として見えない影におびえる「私」を演じた『レベッカ』。主人に疑惑を抱く妻を演じたフランシス・アイルズ(アントニー・バークリー)原作の『断崖』と追い詰められていくヒロインの様子がサスペンスたっぷりに描かれていました。両方とも原作も好きなこともありとてもみごたえがあり面白かったです。2本とも大好きな映画です。

そういう、彼女が持つはかなさ・壊れるような美しさが最も生かされた映画はマックス・オフュルス監督の『忘れじの面影』かもしれません。
『輪舞』のオフュルス監督ならではのウイーン情緒たっぷりのメロドラマが回想形式に描かれていて大好きな映画です。この映画の彼女はとにかくきれいでした。

もう一本忘れてはいけないのは『皇帝円舞曲』。
ビリー・ワイルダーの映画としては評価はあまり高くなく取り上げられることが少ないですが私は大好きな映画です。
ビング・クロスビーとフォンテーンの組み合わせもみていて楽しいしワイルダーがヨーロッパ(ドイツ)の人であることを再確認できる作品です。

『ジェーン・エア』も好きな映画です。あまりにも有名な原作の映画化なので損している面はあるかもしれませんが原作の雰囲気も生かされていてとても良くできていると思います。
オーソン・ウェルズの主人公もぴったりで良かったと思います。

控えめな女性というイメージがあるフォンテーンですが実際ははてきぱきしてさばけていた人みたいです
淀川さんが渡米した際、リトル・トーキョーで偶然フォーンテーンに会った際、気さくにこれからすき焼きを食べに行くといわれたという逸話を読んだ記憶があります。(彼女は東京生まれになります そのせいか左腕に種痘の注射跡がありそれを隠すのに苦労したという逸話もあります)

4度の結婚歴があり実の姉であるオリビア・デ・ハヴィランド(まだ健在です)とは役やアカデミー賞をめぐり争いなどもあってかものすごく仲が悪かったことは有名な話ですしパイロット資格をもったりゴルフなどスポーツが得意とかなり積極的で頭ももちろん良くて活発な人だったようです

ハリウッド黄金期に活躍した他の人同様、たくさんのエピソードをもつ大スターでした。
大往生になるかもしれませんがやはりとても残念ですし悲しいです。
ただたくさんの作品とともにこれからも黄金期のハリウッドが生んだ美しいスターとして永遠に語り継がれていく存在だと思います。
ご冥福をお祈りします

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