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『渇いた太陽』(テネシー・ウィリアムズ)
『渇いた太陽』

佐世保には市内の中心部、佐世保駅や繁華街からもすぐ近くの場所に『アルカスSASEBO』という県が設置している「県民文化ホール」「シーサイドホール・アルカスさせぼ」と佐世保市が設置している「佐世保地域交流センター」が入居している複合施設があります。
ここには客席2000名収容の大ホールもあり大規模なコンサートやイベントが開催されますし他にも500人収容の音楽専用の中ホール、多目的に使用できる350人収容のイベントホールなどがあります
また会議室や和室などもあり規模に応じたコンサートや講演会や発表会など地域の様々な文化活動がほぼ毎日実施されています

この『アルカス』や以前からある『佐世保市民会館』、旧海軍佐世保鎮守府の凱旋記念会館で戦後米軍が使用していた『佐世保市民文化ホール』などをこのブログの「佐世保ところどころ」で以前から紹介しようと考えているのですが現在のところは難しい状況です。


アルカスで12月3日にテネシー・ウィリアムズ原作の舞台劇『渇いた太陽』が上演されます
演出は深作欣二監督の息子で映画『バトルロワイヤル』の脚本を手がけたりその続編を監督した深作健太。
主演が浅丘ルリ子、上川隆也という豪華な二人が主役になります。
この作品は原題は『Sweet Bird of Youth』で『青春の甘き小鳥』と訳されている作品になります。
映画化された際の日本語の題名が「渇いた太陽」でありこの題名の方が知られていると思います。

原作者のテネシー・ウィリアムズは『欲望という名の電車』『やけたトタン屋根の上の猫』『ガラスの動物園』などで知られるアメリカを代表する劇作家になります。

私は学生時代に文庫本で『ガラスの動物園』(田島博訳)を読んでものすごく感激した思い出があります。それ以来ウィリアムズは私には特別な存在になりました。
ウィリアムズの作品ではおそらく『欲望という名の電車』が一番有名な作品でしょうが『ガラスの動物園』は彼の出世作ということもありますが瑞々しくて、家族への想いにあふれた、登場人物それぞれの「青春・思い」が描かれた素晴らしい追憶の物語です。
『欲望という名の電車』や濃厚な家族の愛憎ドラマである『やけたトタン屋根の上の猫』がダイヤやサファイアなら『ガラスの動物園』は真珠のような輝きを持つ作品です。処女作にはその作者の全てがあると言われますが文字通り彼の作品の原点でありその後の彼の軌跡を予感させる作品でもあります。

ウィリアムズは映画にも深い結びつきがある人です。
彼の初期の作品はほとんど映画化されていますし自分の作品が映画化されるときは脚本を手がけたりもしています。
また彼自身、カンヌ映画祭で審査委員長を務めたこともあります。
またイタリアのルキノ・ビスコンティ監督の映画『夏の嵐』などに手を貸したりもしています。

テネシー・ウィリアムズの作品の魅力は何かでしょうか
登場人物の多くは悲しい運命にその人物なりに抵抗しながら極限まで追い詰められまた抵抗して敗れ去っていく…
独特の世界のなかでの重たく悲しい人間劇. 好き嫌いは分かれると思いますが私は大好きです。
ただ彼は書きすぎ、描きすぎるきらいがあり後の作品ではその傾向が強まり多くの人の心をつかむことができなくなり袋小路に陥った感じがします。
彼が発表した『回想録』では発表当時、新作の戯曲が不評でもがき苦しみなんとかもう一度成功したいと自分を追い詰めて行くウイリアムズ本人の姿、生い立ち、私生活、気持ちが赤裸々に吐露されていて読んでいて彼の作品の登場人物に重なり合いなんともいえない気持ちになった記憶があります。

ウィリアムズが亡くなり30年経ちましたが今でも多くの国々で繰り返し彼の作品は舞台化され上演されています。
切なく悲しい物語が多いですが特に初期の作品は観客の心を普遍的に捉えると思います。

登場人物には作者ウィリアムズの愛情が感じられ魅力的で複雑でとても人間的です。
俳優さんなら演じ甲斐あるだろうし 是非一度は演じてみたいとう欲求に駆られるのではないでしょうか、
また演出する人は独特の濃厚な葛藤劇は自分なりに解釈して演出したいと思うのではないでしょうか

またなかなか紹介されない後期の作品も今は時代が追いついた感じがあるかもしれません。
紹介されてもいいような気がします

野心家の青年と落ちぶれた女優の間で繰り広げられる愛憎劇、『渇いた太陽』は中期の作品でありますがウィリアムズの独特の人間ドラマで見ごたえがあります。
今回の舞台は残念ながら見るできませんがどんな世界が展開されているのか興味深いです。

『渇いた太陽』(1958年アメリカ)MGM 123分
監督・脚本リチャード・ブルックス 音楽ハロルド・ジェルマン 撮影ミルトン・クラスナー
出演 ポール・ニューマン ジュラルディン・ペイジ シャーリ・ナイト エド・ベクリー

『渇いた太陽』
演出 深作健太 出演 浅丘ルリ子 上川隆也 貴城けい 川久保拓司 内田亜希子


*簡単にウイリアムズの他の映画化作品について書きます。

『渇いた太陽』の主演ポール・ニューマン、監督リチャード・ブルックスのコンビは『熱いトタン屋根の上の猫』(『やけたトタン屋根の上の猫』の映画化)でもコンビを組んでいます。これはとてもよかったと思います。

ポール。ニューマンはその後、監督に専念して『ガラスの動物園』を手がけています。これはポール・ニューマンのウィリアムズに対する想いが感じられてすごく嬉しかったです。『レイダース』のヒロインだったカレン・アレンが出演していました

『渇いた太陽』のもう一人の主人公、ジュラルディン・ペイジは私は未見ですが『肉体のすきま風』(『夏と煙』の映画化)に出演しています。

ウィリアムズというと『欲望という名の電車』、ヒロインを演じたビビアン・リーの演技が思い浮かびます。彼女はその後『ローマの哀愁』(『ストーン夫人のローマの春』の映画化)にも出演しています。
『なお欲望という名の電車』はその後、アン・マーグレッドが演じたテレビドラマ?がNHKで以前、放送されました。
『欲望という名の電車』ではもちろんマーロン・ブランドも忘れられません。彼は『蛇皮の服を着た男』(『地獄のオルフェウス(黄泉の国のオルフェウス)の映画化)にも出演しています。

ウィリアムズの作品の女優さんというともう一人、エリザベス・テイラーを忘れてはいけないと思います。
ポール・ニューマンと共演した『熱いトタン屋根の上の猫』がありますし『去年の夏、突然に』(『この夏、突然に』の映画化)もあります(すごいドラマでした!)。また未見ですがジョセフ・ロージー監督の『夕なぎ』(『牛乳列車はもう止まらない』の映画化)もあります。

その他では好きな映画にロバート・レッドフォード、ナタリー・ウッドが出演した『雨のニューオリンズ』(『財産没収』の映画化)があります。未見ですが代表作に数えられる『バラの刺青』『イグアナの夜』も映画化されています
他にもいろいろと知らない作品で映像化された作品は多いのではと思います
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