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御堂関白記
 歴史的に重要な文書・碑文・絵画・地図・フィルムなどの遺産の保護と振興を目的に1992年にユネスコが創設した「世界記憶遺産」に、藤原道長の日記『御堂関白記』と日本とスペインの共同推薦による江戸初期に仙台の伊達政宗がローマに派遣した仙台藩士・支倉常長にかかわる『慶長遣欧使節関係資料』が登録されたことが18日に発表されました。

 これで2011年の筑豊の炭鉱を描いた『山本作兵衛炭鉱記録画・記録文書』に続いて日本での登録は3件になりました。

これまで「世界記憶遺産」には『アンネの日記』や『人権宣言』など世界史に残るような資料を含めて299件がこれまで登録されているそうで今回、2つの日本の貴重な歴史の資料・遺産が同時に登録されたことは、本当に嬉しいことです。

支倉常長の遣欧使の資料は日本とスペインの両方に現存しているそうで(両方の政府から推薦されているのもいいと思います!)仙台市博物館に所蔵してある「ローマ市公民権証書」や「支倉常長像」やスペインに残っている書状等が対象となっているそうです。
江戸幕府の鎖国が始まる直前の仙台の雄、伊達政宗の最後の挑戦とも言うべき遣欧使節の活動の一端をうかがえる貴重な資料でしょうしヨーロッパの人にも理解してもらいやすいでしょうし興味深いものではないかと思います。
日本と西欧の出会いの資料が日本、スペインともに残っていて大切に保存されていたのは素晴らしいことです。
先日、皇太子がスペイン訪問もされましたが王室が残る日本とスペインのこれからの絆も深める助けにもなるのではないかと思います。
もし1582年~1590年の伊東マンショなど4人の少年の天正遣欧少年使節の資料とかもあれば是非、登録を目指して欲しいものです。


そして『御堂関白記』の登録は日本の歴史そのものを認めてもらえた感じがしてすごく嬉しいです。
ユネスコでは「世界最古の自筆日記であり、重要な歴史的人物の個人的記録」と指摘して「王朝文化が頂点に達した時代を活写したきわめて重要な文書」とコメントしています。
平安時代最大の実力者の自筆が残っていること自体、素晴らしいことですし、日本のみならず世界のなかで現存する最古の日記として日本が世界に誇ることができる財産だと思います。

この『御堂関白記』は京都の近衛家(藤原道長の後裔)の文書記録類などを収めた京都の陽明文庫のなかに現存しています。
後世の写本で伝えられている部分もあるそうですが全36巻中の14巻が自筆本として残っています。
現在残っている自筆本はとびとびにはなるそうですが998年から1020年までと道長が全盛期にあたるもので歴史的資料としても値打ちは高いそうで国宝にも指定されています。
道長は995年に右大臣になり翌年ライバルだった甥の藤原伊周・隆家兄弟が左遷され左大臣になります。
そして全盛期を迎えることになります。結局、道長は関白にはなっていませんが摂関政治の頂点を極めた人になります。
道長が亡くなるのは1027年になります。

当時の日記は具注歴といわれる一年に一度配られていた暦の余白に書き込むという形式で書かれていたそうです。
現在の日記とは違い当時の儀式作法を記録して残し、それを先例として子孫に伝えることが一番の目的であったようです。

写しとして残っている当時の他の日記に比べると道長の日記は型破りのスタイルになるようです。
後から読まれることを前提に書かれているわけですから普通はきちんと整理して書いてあるそうですが道長はあまり人目を気にするような人ではなかったようで思いつくままに書いたり日記を見直したりもしないようで(字を知らないわけではないけれど)誤字脱字があったり字の大きさや書き出しがまちまちだったり、空白でない暦のところに書き込んだり…とあまり物にかまわない性格で気まぐれで陽性の人だった印象を受けるそうです。
ただその分、この「御堂関白記」はて解読が難しくて読むのが大変だそうです。

「此の世をば 我世とぞ思ふ望月の 欠けたることもなしと思へば」
 道長のあまりにも有名な歌ですがさすがの道長も「御堂関白記」に書いているわけではなくて藤原実資の日記(自筆ではなく写し)『小右記』に記録として残っています。

「御堂関白記」そして写ししかないそうですが50年に亘り書かれた一級の価値があると言われている「小右記」、藤原行成の「権記」、源経頼の「左経記」などの日記は特に有名で大変貴重な資料になっているそうです。

当時の日記は私たちに平安時代の政治、文化、社会、世相などを教えてくれます。
すべて後世に伝えるべき大切な『記録遺産』です。
これからも大切に保存・管理をしていただきたいです。
他にも登録を期待できる資料も多いのではないでしょうか…
日本という国を、日本の文化を世界に知ってもらえる機会になると思います。
これからもまたまた期待したいです!

*中公文庫「日本の歴史5王朝の貴族」をかなり参考にしています。

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