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ニコラス・ローグ
ニコラス・ローグ

11月23日にイギリスの映画監督のニコラス・ローグが亡くなりました。90歳でした。
ウィキペディアなどによると軍隊で映写技師として働きその後、映画界入りして編集の見習いや雑用係として働きやがて撮影を担当するようになります。
『アラビアのロレンス』などの第二班撮影監督を担当し、撮影監督に昇格して『赤死病の仮面』、『ローマで起こった奇妙な出来事』、『遥か群衆を離れて』、『華やかな情事』、『華氏451』などを手掛けています。

私がニコラス・ローグの名前を覚えたのはフランソワ・トリュフォー監督の『華氏451』の撮影監督を担当していたからです。
トリュフォーは『華氏451』の撮影日記『ある映画の物語』(草思社)を書いていて本によるとトリュフォーはローグに彼が撮影を担当した『ナッシング・バッド・ザ・ベスト』のようなソフトで甘美なカラーではなくもう一つの『赤死病の仮面』のような荒っぽい強烈な色彩を希望していたそうです。
実際『華氏451』は昔、ビデオで観たきりですが近未来を題材としたSFということもあり美しい映像ではなく冷たくどこかよそよそしい世界が広がっていた印象があります。
「ローグの映像は『華氏451』のなかでも最もプラスの面の一つだ」とトリュフォーは書いており撮影中、全面的にローグを信頼していたようです。
本の中でトリュフォーはローグは来年、映画を初監督する予定とも書いていています。

ローグの初監督作品はドナルド・キャッスルとの共同監督『パフォーマンス/青春の罠』で『華氏451』の1年後ではなく4年後に作られています。(同じ企画ではないかもしれません)
その後は監督としていろいろな問題作、話題作を発表しています.。

私はローグの監督作品は映画館では観たことはなくてビデオやDVDで何本かみています。
撮影監督出身らしく凝った映像・そして編集が特徴で映画は展開していきます。
ニコラス・ローグの映画は私は合わないというかよくわからなくてどちらかというと苦手なのですが『なんだかわからないけれど個性的な映像を撮るすごい人』とは思います。

一般受けはしないけれど相性が合う人には熱狂的に支持される存在と思っていましたがネットをみてみると2011年に英情報誌『Time Out London』のイギリス映画ベスト100では『華氏451』でも主演していたジュリー・クリスティー主演の『赤い影』が第1位にそして『パフォーマンス』が7位に選出されています。

『Time Out London』のイギリス映画ベスト100
1.【 赤い影 】 ('73)  監督:ニコラス・ローグ      2.【 第三の男 】 ('49)  監督:キャロル・リード
3.【 遠い声、静かな暮らし 】 ('88)  監督:テレンス・デイビス
4.【 ケス 】 ('69)  監督:ケン・ローチ          5.【 赤い靴 】 ('48)  監督:マイケル・パウエル + エメリック・プレスバーガー
6.【 天国への階段 】 ('46)  監督:マイケル・パウエル + エメリック・プレスバーガー
7.【 パフォーマンス/青春の罠 】 ('70)  監督:ニコラス・ローグ   8.【 カインド・ハート 】 ('49)  監督:ロバート・ハーメル
9.【 if もしも・・・ 】 ('68)  監督:リンゼイ・アンダーソン         10.【 トレインスポッティング 】 ('96)  監督:ダニー・ボイル
11.【 ネイキッド/快楽に満ちた苦痛 】 ('93)  監督:マイク・リー   12.【 逢びき 】 ('45)  監督:デヴィッド・リーン
13.【 三十九夜 】 ('35)  監督:アルフレッド・ヒッチコック
14.【 老兵は死なず 】 ('43) 監督:マイケル・パウエル + エメリック・プレスバーガー
15.【 ウィズネイルと僕 】 ('87) 監督:ブルース・ロビンソン
16.【 黒水仙 】 ('47) 監督:マイケル・パウエル + エメリック・プレスバーガー
17.【 カンタベリー物語 】 ('44) 監督:マイケル・パウエル + エメリック・プレスバーガー
18.【 回転 】 ('61)  監督:ジャック・クレイトン            19.【 バリー・リンドン 】 ('75)  監督:スタンリー・キューブリック
20.【 モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン 】 ('79)  監督:テリー・ジョーンズ
21.【 ニル・バイ・マウス 】 ('97)  監督:ゲイリー・オールドマン    22.【 土曜の夜と日曜の朝 】 ('60)  監督:カレル・ライス
23.【 アラビアのロレンス 】 ('62)  監督:デヴィッド・リーン       24.【 未来世紀ブラジル 】 ('85)  監督:テリー・ギリアム
25.【 大いなる遺産 】 ('46) 監督:デヴィッド・リーン  26.【 渦巻 】 ('45) 監督:マイケル・パウエル + エメリック・プレスバーガー
27.【 ビル・ダグラス三部作 】 ('72-73-78)  監督:ビル・ダグラス   28.【 ウィッカーマン 】 ('73)  監督:ロビン・ハーディ
29.【 血を吸うカメラ 】 ('60)  監督:マイケル・パウエル     30.【 マダムと泥棒 】 ('55)  監督:アレクサンダー・マッケンドリック
61.【 美しき冒険旅行 】 ('71)  監督:ニコラス・ローグ    70.【 ジェラシー 】 ('80)  監督:ニコラス・ローグ


また同じ2011年に映画雑誌『エンパイア』がベスト100を発表しています
『エンパイア』によるイギリス映画ベスト100
1、【 ア ラビアのロレンス】 2 、【モ ンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン】  3、【赤 い靴】 4 、【赤 い影】 5、【 逢 びき】
6、【 Shaun of the Dead】  7、【 カ インド・ハート】  8、【ト レインスポッティング  9、【ロー カル・ヒーロー 夢に生きた男】
10、【ウイズネイルと僕】   11、【 時 計じかけのオレンジ】 12 、【This Is England】  13、【遠 い声、静かな暮し】
14、【第 三の男】   15、【 戦 場にかける橋】   1、【 007/ ゴールドフィンガー】   17、【 リ トル・ダンサー】
18 、【モ ンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル】  19、【長く熱い週末】   20、【天 国への階段】  
21、【 フォー・ ウェディング】  22、【土曜の夜と日曜の朝】  2、【 レ ベッカ】   24、【月 に囚われた男】
25、【老 兵は死なず】   26、【シャ ロウ・グレイブ】   27、【デッドマンズ・シューズ】
28 、【ボ ラット 】   29,、【ケス】  30、【マ ダムと泥棒】
31、 【パ フォーマンス】 42 、【地 球に落ちて来た男】

私のなかではイギリスを代表する監督というとまず古いけれどデビット・リーンそしてキャロル・リードがまず思い浮かびます。
ただ思ったほど二人とも票が入っていなくてベスト100をみるとニコラス・ローグと特にエメリック・プレスバーガー&マイケル・パウエルのコンビの評価がものすごく高いと思います
プレスバーガー&パウエルのコンビの評価が高いのは少ししか観ていませんが好きなので嬉しいし意外でした。 


『赤い影』は特に評価が高いです。『鳥』や『レベッカ』のデュ・モーリアが原作で他の作品同様、どこか不気味で鮮烈で一度観ると忘れられない映画ではありますがですがこの映画がイギリス映画史上の1位とか3位にになるというのは驚きます。

彼の映画で面白いのはデヴィッド・ボウイ、ミック・ジャガー、アート・ガーファンクルとミュージシャンを主演に起用している点です。
彼らの音楽から主人公や映画のイメージを膨らませていたのかもしれないです。
またジェニー・アガター、ジュリー・クリスティー、テレサ・ラッセル(結婚した)がという魅力的な女優さんが出演させているだけでも評価したいです。ローグは女優さんを見る目があると思います 
個人的に一番好きな映画はジェニー・アガターが魅力的な『美しき冒険旅行』になります。

監督した作品数もそれほど多くなく未公開作も多くドキュメンタリーなどもあるようです。
1990年代からの映画は観ていなくて2000年代になると作品をあまり発表していないようです。
デヴィッド・ボウイが亡くなり『地球に落ちて来た男』が劇場リバイバル公開されたりしましたが日本ではあまり知られていないんじゃないかと思います。イギリスでの高い評価をみると早すぎた人だったのかもしれません。
機会があったら観直してみたい人です。



※『ある映画の物語』(草思社)ネットに掲載されている『Time Out London』のイギリス映画ベスト100  『エンパイア』によるイギリス映画ベスト100などを抜粋・参考にしました

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